ARUN Newsletter No.1を発行しました。

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このニュースレターでは、ARUNの活動や社会的投資について解説しています。
読者は、社会的投資に興味がある方や、カンボジアに興味がある方など様々です。
「途上国と私たちをつなぐ社会的投資」について一緒に考えていきましょう!

INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】ARUNについて -ARUNの設立-

【2】「ソーシャル・ファイナンス」が生み出す新しい社会 第1回

【3】ARUNの現場から -パートナー紹介(1)-

【4】世界金融最前線 -第1回:資金はジャブジャブ、日本の金融-

【5】編集後記

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【1】 ARUNについて -ARUNの設立-

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このコーナーでは、ARUNについてまだあまりご存知でない方を対象に、その仕組みや特長
を解説していきます。

第1回目の今日は、ARUNが設立された経緯です。

ご存知のとおり、ARUNは途上国に対して「社会的投資」を行っている会社です。ここでいう
社会的投資とは、コミュニティの再生、環境保全、雇用促進など、社会的な価値を創り出す
事業に対して、「資金」と「事業運営へのアドバイス」を通じて支援する仕組みのことです。

2009年2月に開始されたパイロット事業を経て、同年12月にARUN合同会社として本格的に
その活動がスタートしました。2010年7月には第1回の出資説明会を行い、現在は34名の
出資者(パートナー)で構成されています。

代表の功能は1995年から2005年までの10年間、カンボジアで開発協力に従事していました。
しかし、その活動の中で外国人が援助を行うことの限界を感じるようになりました。というのも、
カンボジアが先進国の援助なしではやっていけない社会になりつつあるように見えたからです。

一方で、内戦が終わり、少しずつ復興が進む中で、現地の人々の間に「自分たちがこの国を
つくっていきたい」「自立したい」「外国人に指示されて働くのではなく、自分たちの力でビジネ
スを行ないたい」という思いが強くなっていることも感じました。

そのような思いを彼らが実現するには事業を行うための資金が必要になります。そこで、
功能は日本で投資を募り、彼らの事業に投資することで、双方が経済的にも社会的にも
リターンを得られるような仕組みを作れないかと考えました。これがARUNのはじまりです。

寄付ではなく、単なる投資でもない、第三の道で社会の発展と人々の幸せに貢献する。
「社会的投資」を広めていくことが、途上国の貧困削減に役立つだけではなく、日本の新しい
社会の展望にも役立つはず。

そのような思いからARUNははじまりました。

(つづく)

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【2】 「ソーシャル・ファイナンス」が生み出す新しい社会 第1回
 ディレクター 土谷和之
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ARUNディレクターの土谷和之です。はじめまして。
民間シンクタンクに勤めながら、あるときはNGO/NPOの理事として、あるときはARUNディレ
クターとして、色々な場所で活動しています。

この連載では、「ソーシャル・ファイナンス」(以下SF)の意味や意義について、読者のみなさん
といっしょに考えていきます。SFはまだまだ新しく、日本では特に知られていない概念で、
何が正解というのもない分野です。ぜひ気軽に、またproactiveに読んでください!
ご質問、ご意見など大歓迎です。

さて、SFをそのまま日本語に訳せば「社会的金融」となります。読者のみなさんで「社会起業
家」や「企業の社会的責任(CSR)」という言葉に通じている方は、「経済的利益だけじゃなく、
社会的なインパクトも狙う金融ってことかなあ」と思われるかもしれません。

はい、その通り! SFをウィキで引いてみると、”Social finance is an approach to managing
money that delivers a social dividend and an economic return.” とあります。ウィキにリンク
してあるアイルランドの団体 Clann Credo のサイトをみると如何にもわかりやすい図が、

http://www.clanncredo.ie/default.aspx?m=22&mi=172&ms=0

というわけで、定義はカンタンですね。
はい、第1回目の連載はめでたく終わり、ぱちぱちぱち、、、

とはもちろん行きません!
この社会的インパクト=social impactってやつが如何にも曲者?なのです。誰にとって、
どんなインパクトがあればよいのか? そのためにはどんな金融の方法が必要なのか?

そんなことを、次回以降考えていければと思います。

それでは次回、、、

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【3】 ARUNの現場から -パートナー紹介(1)-
 国内業務チーム Hさん
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このコーナーでは、ARUNのメンバーや現場の活動をご紹介します。

第1回目は、今年の8月からパートナーに加わったHさんの紹介です。
Hさんは、国際協力や金融とはまったく関係のない民間会社に勤務していますが、
以前よりカンボジアをはじめとする途上国での活動に関心があり、ARUNに参加しました。
現在は、ARUNの中で日本側の業務を広く行う「国内業務チーム」に所属しています。

1)ARUNに参加した経緯を教えてください。

最初にARUNのことを知ったのは、ライフネット生命の岩瀬大輔さんのブログです。

http://totodaisuke.asablo.jp/blog/2010/04/29/5049650

もともと、現在の仕事でマネジメント経験を積んだ後は、30代のうちにカンボジアをはじめ
途上国に関わるビジネスがしたいと考えていました。また、そのときは資金・技術・人材など、
日本の資産を活用して現地の発展に貢献できることがしたいと、漠然とですが考えていました。
そういう中で、社会的投資という考え方とARUNの活動を知り、とても興味が沸いたことを
覚えています。

ただ、出資する前に勉強会や出資説明会に参加しましたが、正直言うと、出資すること以外に
自分に何ができるのか具体的にはイメージできませんでした。今から思うと、その時は新しい
出資者に何をしてもらうかがARUNの中でも明確に決まっていなかったので、当然のこととは
思います。

そのような中でも私が出資を決めたのは、ARUNのビジョンと理念に強く共感したことと、
代表やディレクターの情熱に惹かれたこと、そして将来何らかの形で必ず自分にプラスに
なると感じたからです。

2)現在のARUNでの活動と参加した感想を教えてください。

現在は、営業や広報、勉強会の運営などを行う国内業務チームでサブリーダーをしています。
活動時間は平日の夜と休日に限られますが、新規出資獲得策の検討を中心にディレクター
のサポートを行っています。また、毎月のパートナー会議だけではなく、毎週のディレクター
会議にも極力参加し、一日でも早くキャッチアップしようとしているところです。

入ってよかったのは、金融や国際協力分野など様々な専門性を持つ人と働くことで、新しい
情報や気づきが得られる点ですね。「途上国に貢献する」、「BOP関連の事業をする」といっても、
様々な考え方やアプローチがあり、学ぶべきことが多いと実感しています。

また、新規出資を獲得するといっても、メンバー間でどこまで業務へのコミットメントを求めて
よいのかなど、これまでの仕事では経験することがなかった課題を感じることもあり、
自分のマネジメント力を高める上ではとてもよい機会になると感じています。
少しずつでも経験を積んで、投資先の現場に直接関われるようになっていきたいと思います。

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【4】 世界金融最前線 -第1回:資金はジャブジャブ、日本の金融-
 広報チーム
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ARUNの活動を理解しようとすると、そもそも世の中の「金融=資金融通」の仕組みは
どうなっているのか知りたくなります。ふだん何気なく読み飛ばしている金融関連記事を
分析することで金融の基礎体力を養っていきましょう。
今日の注目記事は9月24日の日経新聞です。

9月24日の日経新聞は、「融資の3割  金利1%未満」という見出しで国内銀行の貸出金利
が大幅に低下していると報じている。

銀行の銀行である日本銀行の統計データを見てみると、2008年5月には7兆円だった当座
預金残高が直近では17兆円まで増えているので、金融機関が自由に使える手元資金は
実に倍以上増えていることになる。

また資本主義のエンジンともいえる信用創造の種銭、ベースマネーの量も2008年4月に
87兆円だったものが100兆円近くまで増えている。

政策金利が0.1%しかなく打てる手が限られていると言われる中、政府・日銀はそれなりに
金融機関に貸出を促している姿勢が確認できる。

銀行も融資を増やさないと国がうるさく国民も冷たいので貸出残高を増やそうとしている。
それで「金利は低くてもいいから借りてください」と金融機関がディスカウント合戦を繰り
広げた結果が冒頭の新聞記事となる。

私の知る優良上場企業社長はリーマンショック後、何があるかわからないので1000億円
借りようと思ったら3000億円借りることになったと笑う。それほど銀行は優良企業には
貸したくて貸したくてしょうがないのだ。

しかし今や日本の上場企業の半分は無借金経営といわれ、個人だって終身雇用制崩壊で
住宅ローンなど恐ろしく組めず借入需要は減るばかりだ。

かくして無利息貸出をうたう金融機関まで出てきたカネ余り日本、業界では洗濯水の如く
「資金はジャブジャブの状態」と言われる。

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【5】 編集後記
 広報チーム
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第1回目のARUNのニュースレターいかがでしたか。
皆さんからのご意見・ご質問をもとに、もっとよい情報を発信していきたいと思います。
ぜひ、ご意見・ご感想お寄せください。

また、ARUNでは10月に出資説明会を開催いたします。
皆様のご参加お待ちしております。

■ 【第2回出資説明会】
2010年10月16日(土)19:00~21:00 (受付開始:18:45)
ちよだプラットフォームスクウェア 503号室 東京都千代田区神田錦町3-21
※説明会終了後、近くのお店で懇親会を行いますので、ご都合つきます方はぜひおいでください。

https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dFI1bTZRSkpJSlEya2hXdHk0SXRVTlE6MA

■ 【第3回出資説明会】
2010年10月23日(土)19:00~21:00 (受付開始:18:45)
ちよだプラットフォームスクウェア 503号室 東京都千代田区神田錦町3-21
※説明会終了後、近くのお店で懇親会を行いますので、ご都合つきます方はぜひおいでください。

https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dFI1bTZRSkpJSlEya2hXdHk0SXRVTlE6MA

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ARUN Newsletter No.1
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【発行】  ARUN合同会社(ARUN,LLC.)
【編集】  広報チーム
【WEB】  www.arunllc.com
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