ARUN Newsletter No.10 2011年12月号を発行しました。

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このニュースレターでは、ARUNの活動や社会的投資について解説しています。
読者は、社会的投資に興味がある方や、カンボジアに興味がある方など様々です。
「途上国と私たちをつなぐ社会的投資」について一緒に考えていきましょう!
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ARUN Newsletter No.10  2011年12月号
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ARUNが2011年の成果を報告するシンポジウムが11月25日カンボジアの首都
プノンペンで開催され、1年間で大きな躍進を遂げたARUNの報告に参加者
約100人が魅了された。
今年最後の発行となるニュースレターでは3時間に及んだイベントを再現し、
ARUNが今、カンボジアでどんな役割を果たしつつあるのかお伝えしよう。

INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

11月25日 カンボジアイベント 特集号
<1> カンボジア初!社会的投資スペシャリストが一堂に      代表 功能聡子
<2> カンボジアイベント特集1
ARUN投資で急成長を遂げるアルジュニ
<3> カンボジアイベント特集2
パーフェクスコムに1000ドルの新規投資を決定-カンボジアで3社目の投資へ―
<4> カンボジアイベント特集3
社会投資家とセダックのコマ総裁が描くソーシャル・ファイナンスの未来
<5> カンボジアイベント特集4
火花が散った!ビジネスコンペティション
<6> 今後の予定、編集後記
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<1> カンボジア初!社会的投資スペシャリストが一堂に      代表 功能聡子
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いつもARUNを応援いただき、ありがとうございます。
ARUNは2009年にSocial Investment Fund for Cambodiaとしてスタート、
日本発のグローバルな社会的投資プラットフォームの構築を目指しています。

先月、カンボジアで社会的投資シンポジウム、並びに、カンボジアと日本の学生の
参加によるソーシャルビジネスコンペティションを開催しました。

シンポジウムは、ARUNの投資先3社とカンボジアで活躍する社会的投資機関2社を
スピーカー、パネリストとして迎えました。日本大使館やJICA(国際協力機構)の
他、社会的投資分野で活躍するスペシャリストを一堂に集めた会合はカンボジアで
も初めての試みで、会場も含めて大いに盛り上がりました。

ソーシャルビジネスコンペティションには、カンボジア人学生12名、日本人学生7名
が参加。ARUN LABの学生メンバーを中心に、企画運営を行いました。起業家訪問、
農村訪問を経て、現地の起業家や大学の先生等もアドバイザーとして加わり、
ソーシャルビジネスのアイディアを構想。若者のパワーに会場も圧倒されました。
この様子は、今月と来月の2回に分けて詳細にご紹介します。ぜひご覧ください。

<シンポジウム スケジュール> 於:カンボジア日本人材開発センター (CJCC)

14:00-   来賓あいさつ。功能、サムライによるARUN紹介
14:45-   投資先プレゼンテーション
アルジュニ    ジャニス社長
パーフェクスコム パーク社長
15:00-   ビジネスコンペティション最優秀チーム発表会
15:30-   パネルディスカッション
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<2> カンボジアイベント特集1
ARUN投資で急成長を遂げるアルジュニ
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今年2月に投資したかつらメーカー「アルジュニ」の躍進を告げるジェニス社長の
報告に聴衆は驚きと感動を覚えた。昨年、月額1万ドル強に過ぎなかった売上高は
ARUNの出資後6倍増、ツイッターやフェイスブックといったソーシャルネット
ワークの活用も功を奏し今年の売上高は60万ドルに達しそうだという。社員数も
今年は78人と前年比2.4倍に増加した。

コロンビア大学出身の米国人ジャニス社長の報告は、成長著しく見える中でも中小
企業への金融が盲点となっているというARUNのかねてからの主張「ミッシング・
ミドル」の存在が明らかになったと同時に、こうした企業に資金を融通することで
企業が大きな成長を遂げる原動力となることを証明した。
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<3> カンボジアイベント特集2
パーフェクスコムに100,000ドルの新規投資を決定
-カンボジアで3社目の投資へ―
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パーフェクスコムは、ARUNが10月に新規投資を決定したカンボジア3社目の企業
でニュースレター初登場。スピーチしたパーク社長は、中東の戦地で働くことで得
た収入30万ドルをシードマネーとし起業した気骨のあるカンボジア人社会起業家だ。

パーフェクスコムの事業はパソコンやプリンターなどのメインテナンスなどを請け
負うアウトソーシング事業とIT関連のニュースレターを発行するメディア事業等
からなる。入学したものの学費が足りずに勉強を続けることが困難になっている学
生を雇用することで学生が仕事で収入を得ながら実務的スキルも獲得できるという
一石二鳥のビジネスモデルだ。

アルジュニに続く躍進を成し遂げることができるのか。一年後が楽しみだ。
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<4> カンボジアイベント特集3
社会投資家とセダックのコマ総裁が描くソーシャル・ファイナンスの未来
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シンポジウムの最後を飾ったパネルディスカッションではカンボジアでARUNの
先輩格といえるソーシャルインベスターオイコクレジット、インシィター、そして
ARUNの最大の投資先であるセダックのコマ総裁にARUNの功能代表が加わる
形で議論が展開した。

オイコクレジットは現在カンボジアでマイクロファイナンス機関含む14の社会的
企業に投資。インシィターはカンボジアで5つの社会的企業に投資をしている。

パネルディスカッションでは、カンボジアの社会的投資家と社会的起業家が連携を
はかりハンズオン支援などの成果が出ているという成果が報告された。投資の形態
を融資でなく株式投資の形にして企業のガバナンス体制を更に強化したいという投
資家側の意向については、セダックのコマ総裁が現時点では難しいと回答するなど、
まだまだ共に前進するための課題があることも浮き彫りとなった。

またカンボジアではセダックのようにNGOから株式会社に展開することで寄付依存
から自立を目指す組織が少なくないが、企業のメンタルセットをどのように改善でき
るのか、最前線で課題解決に挑むパネリストからの率直な意見が表明、共有された。
会場に足を運んだ人たちの中にはARUNら社会投資家からの投資に期待して参加し
た人たちも少なくなく、質疑応答のコーナーでは投資する際の基準をはっきりさせて
ほしいという意見が出た。

他方、投資家サイドからは一般の金融機関と比べて投資条件が緩いという理由だけで
期待しないで欲しいという発言もあり、カンボジアの社会的投資が理想論から現実性、
具体性の段階に入っていることがはっきりした討論となった。
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<5> カンボジアイベント特集4
火花が散った!ビジネスコンペティション
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ARUNの調査機関として今年秋に発足したARUN LABにとっても今回のシンポジウム
は忘れられないキックオフイベントとなった。前号でお伝えしたカンボジア人学生と
日本人学生によるビジネスコンテストをシンポジウム当日の午前中に開催。各チーム
が3日間かけて練ったビジネスプランコンペには甲乙つけ難いものがそろい指導にあ
たった地元の社会起業家がびっくりするほど。

パワーポイントまで駆使したビジュアルプレゼンテーションの中から審査員が選んだ
のは「学生の健康に配慮した学食ビジネス」。グランプリ受賞チームがシンポジウム
で再現したプレゼンテーションには野菜を多くとらせるためのメニューの仕組み作り
から学生の雇用にまでに配慮するなど随所に工夫が示されたビジネスモデルに会場は
うならされた。
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<6> 今後の予定、編集後記
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★12月16日(金)
ARUN出資説明会@東京
時間:19:00-21:00
場所:ちよだプラットフォームスクウェア 503号室 (千代田区神田錦町3-21)http://yamori.jp/
申込み:こちらより受付中
(パートナー定員まであと約30人となりました。ご関心ある方は是非お越しください)

★2012年1月26日(木)ARUN2周年シンポジウム
「ビジネスとソーシャル・インベストメントから生まれる新しい国際協力の形」
ゲストスピーカー:
谷家 衛氏(あすかアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長)
青木健太氏(NPO法人かものはしプロジェクト共同代表)
時間:19:00-21:00
場所:日本財団会議室(港区赤坂1-2-2) 地図
申込み:こちらより受付中
お早目にお申込みください!

<編集後記>
カンボジアでシンポジウムに参加し、やっとARUNの全体像が把握できたような
気がした。カンボジアで高まる期待にこたえるためにARUN自身の成長をどう実
現するのか。ニュースレターを通じ考えていきたい。

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ARUN Newsletter No.10  2011年12月号
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【発行】  ARUN合同会社(ARUN,LLC.)
【編集】  広報チーム
【WEB】  www.arunllc.com
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【ご意見・ご質問】以下のARUNサイトの問い合わせフォームよりお送り下さい。


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