ARUN Newsletter No.11  2012年1月号を発行しました。

man5

このニュースレターでは、ARUNの活動や社会的投資について解説しています。
読者は、社会的投資に興味がある方や、カンボジアに興味がある方など様々です。
「途上国と私たちをつなぐ社会的投資」について一緒に考えていきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ARUN Newsletter No.11  2012年1月号 (1月20日発行)

INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<1> 巻頭言                                   代表 功能聡子
<2> カンボジアイベントシンポジウム特集2
火花が散った! ビジネスコンペティション
<3> 今後の予定   今月26日には国内シンポジウム
<4> 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<1> 巻頭言   代表 功能聡子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつもARUNを応援いただき、ありがとうございます。
ARUNは2009年にSocial Investment Fund for Cambodiaとしてスタート。
日本発のグローバルな社会的投資プラットフォームの構築を目指しています。

2011年は私たちにとって本当に大切なものは何かを改めて考えさせられる年でした。多く
の方が生命を落とされたその悲しみと意味とを私たちは時間をかけて受け止めていくので
はないかと思います。同時に震災復興を契機に、東北地方の企業や起業家を応援する
様々な新しい仕組み~市民参加による小口出資ファンドや、海外からの寄付を原資とした
中小企業支援の仕組みなど~も生まれました。こうした民間の動きに連動して、年末には
金融庁が、金融検査マニュアルの運用明確化(「資本性借入金」の積極的な活用)を
行って中小企業の経営改善を後押しするなど、制度面でも変化が起きつつあります。

ソーシャルなお金の流れをつくろうという動きがますます大きくなっている今年、ARUNも
初心を忘れず、前進していきます!

今年最初のイベントは、1月26日に東京で開催するARUN設立2周年シンポジウム。
毎年、ARUNのビジョンに共感してくださる、先鋭的なゲストの方々にご登壇いただいてい
ます。今年のゲストは、投資家としてインパクト投資にもご関心をお持ちの谷家衛さんと、
NPO法人かものはしプロジェクトの現地コミュニティファクトリーで、日々カンボジア人ワー
カーと奮闘する青木健太さんのお二人をお招きします。異なる立場からカンボジアの将来
性を見ておられるお二人とARUNディレクターが、社会的企業と社会的投資の役割と未来
について語ります。シンポジウムの後には、フレンチレストランで懇親会も予定しています。
懇親会もあわせてぜひご参加ください!(詳細のご案内はこちら

P.S. フロムナウで連載が始まりました。ARUN設立の経緯から語っていきます。
よろしければお読みください。(連載記事へのリンクはこちら

功能聡子

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<2>  カンボジアイベントシンポジウム特集2
火花が散った! ビジネスコンペティション
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

シリーズでお伝えしてきたカンボジア・シンポジウム特集。2回目の今回は、シンポジウム
同日の午前に開催されたARUN LABビジネスコンペティションのアイデアをシェアしたい。

日本とカンボジア学生合計18人で6チームが結成されアイデア合戦が繰り広げられた。
現地でのスタディツアーを経た学生たちは、今、どんなビジネスが必要だと考えたのか。
6チームのアイデアを振り返りたい。

 

1) New Day Association

彼らが取り上げた問題は「教育」。カンボジアでは大学に進学できる学生はほんの一握り。
そしてその一握りでさえ、多くが在学途中で学費の支払いが困難になり退学を余儀なく
される。カンボジア人学生との議論を重ねたからこそ生まれてくる問題意識だろう。

そこで彼らが掲げたアイデアがNew Day Associationという奨学金事業だ。修学困難者へ
の奨学金や雇用に向けたトレーニング等を実施する。ビジネスとしては収益モデルの確立
が難しいとの指摘はあるものの、現地視点の問題意識が色濃く反映されていたビジネス
アイデアであった。

 

2) Super Green Store

カンボジアの農家では依然として大量の化学肥料が使われ周辺住民の健康を害している。
ここに問題意識を見出したのがSuper Green Storeだ。

彼らのビジネスは有機栽培によって作られた食材を加工、調理前の材料の状態で宅配販売
するというビジネスだ。有機栽培を行っている農家や社会的企業から食材を調達する方向
で、ARUNの投資先でもあるCEDACとの連携も想定した。有機栽培による農家の健康状態
の向上だけでなく、消費者により安全な製品を届けたいという思いも込められていた。

 

3) Tomorrow Dream

「この写真の子供達はいくつだと思いますか??」そう審査員に聞いたのはTomorrow Dream
のメンバーだ。写真を見た審査員達は子供達の実年齢より3,4歳若い年齢を答えた。そこ
にTomorrow Dreamの問題意識がある。農家コミュニティを訪問した際に、元気な子供達の
姿とは裏腹に、その栄養状況に目を向けられずにはいられなかった。

彼らはカンボジアで広く使われている、塩、パームシュガー、調味ソースに必要な栄養素を
添加した「Plus」という製品の販売を目指した。普段使われている調味料を少し変えるだけ
でも大きな変化につながる、そうした思いが感じられた。

 

4) HELP Centre

Happiness, Empowerment, Leadership, Productivityの頭文字をとったHELP Centreは
他のアイデアとは違った色彩を放っていた。彼らが焦点を当てたのはカンボジアの人々の
精神面での問題だ。現地の学生と議論を重ねた結果、依然として多くの人々が受け身の
姿勢、仕事へのモチベーションの低さ、クリエイティビティの欠如、無責任さといった負の
要素を持っているのではないかと考えた。

彼らは、HELP Centreを通じてこうした問題の改善につながる教育サービスの提供を掲げた。
富裕層と低所得層で料金設定を変えるといった相互補助のモデルを採用するなどの工夫も
印象的であった。

 

5) Agricultural Media

カンボジアは農業従事者が人口の多くを占める国だ。しかし、まだそのポテンシャルを充分
に発揮できてはいない。そこに問題意識を持ったのはAgricultural Mediaだ。

彼らは農家に特化したメディアを立ち上げることで、農家の生産性向上と収入増を目指した。
新聞やウェブサイト、ラジオといったメディアを通じて、市場の動向、新しい農業方法、取引
先候補などの情報を発信していく。マイクロファイナンス機関などとのパートナーシップを通じ
てメディアの拡大、情報収集の補完といった工夫も見られた。

 

6) CHEF

激戦の中、優勝したのはCHEF、Cambodian Health and Educational Foodだ。大学等の
教育機関で健康に配慮した食事を提供するというシンプルなビジネスだ。しかし、その問題
意識、解決への道、ビジネスモデルの明確さが際立った。カンボジアの学生の間では「高い
ものが健康」というイメージが先行し、先進国で問題視されているファストフードなどが健康
志向で買われるという。彼らは健康食品を大学の学食などを通じて販売するだけでなく、
啓発活動を盛り込むなどして「教育」という要素を強調した点も特徴だ。単に市場の需要に
応えるのではなく、そこにある社会的課題からビジネスアイデアを展開している点が高く
評価された。

CHEFはビジコン最終日に開催された、ARUNシンポジウムの中で100人以上の聴衆の前
でプレゼンテーションをした。また、カンボジア人学生2名には、優勝賞品として、カンボジア
日本人材開発センター(CJCC)から来年度同センターで開講される起業家育成コースの受講
資格が与えられた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<3> 今後の予定   今月26日にシンポジウムがあります!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★1月26日(木)
ARUN2周年シンポジウム
「ビジネスとソーシャル・インベストメントから生まれる新しい国際協力の形」

18時30分 会場受付開始
19時00分~21時00分 シンポジウム
21時15分~ 懇親会

■プログラム概要(予定)
1.ARUN代表 功能聡子 2011年度の活動のご報告
2.ゲストスピーカー・ARUN代表・ディレクターによるパネルディスカッション
「ビジネスとソーシャル・インベストメントから生まれる新しい国際協力の形」
■ゲストスピーカー
あすかアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 谷家 衛氏
NPO法人かものはしプロジェクト共同代表 青木健太氏

 

■会場
日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 日本財団ビル 地図

 

■参加費
1,500円 ※おつりが出ないようにご協力をお願いいたします

 

■懇親会はフレンチレストランLe Petit Tonneau虎ノ門店で行います。(シンポジウム会場より徒歩2分)
※懇親会は別途参加料金を頂きます。ご了承ください。(2500円予定)
■お申し込み方法
お手数ですが、2012年1月24日(火)までにこちら(http://goo.gl/3Rp3P)のサイトに
アクセスし、必要事項をご記入ください。

イベント詳細については、こちらもご覧ください。http://goo.gl/FylmI

★2月出資説明会
日時:2月9日(木)19-21時
場所:ちよだプラットフォームスクエア会議室#500
日時:2月18日(土)19-21時
場所:ちよだプラットフォームスクエア会議室#503

★2月ARUN Café
日時:2月16日(木)19-21時
場所:ちよだプラットフォームスクエア(予定)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<4> 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あっという間に年があけ国内シンポジウムが近づいています。
2012年、ARUNの活動をどう進めていくべきなのか。ぜひおこしいただき
ご意見を頂戴できればと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ARUN Newsletter No.11  2012年1月号 (1月20日発行)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行】  ARUN合同会社(ARUN,LLC.)
【編集】  広報チーム
【WEB】  www.arunllc.com
—————————————————————————-
【ご意見・ご質問】ARUNサイトの問い合わせフォームよりお送り下さい。


2017年8月
« 8月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

follow us in feedly