パートナーズエッセイ カトマンズに行ってきました

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Partner 中村麻紀

ネパールの友人から結婚式に招待され、5月の連休を利用してカトマンズに行ってきました。ネパールを訪ねるのは2度目ですが、結婚式への出席は初めてです。結婚するに当たっては、約1週間に渡って様々な行事が続くそうなのですが、その中でも後半に執り行われる「結婚式」と「披露宴」に出席してきました。また、とある社会起業家の方にもお会いすることができました。

【ネパールの結婚式】
結婚式は朝から晩まで、丸1日の大イベントです。ネパール人の結婚式は、民族やカーストによってスタイルが大きく異なるそうですが、友人の式では、まず新婦側の親族が朝から大勢集まってきて、しばらく経ったところに音楽隊とともに新郎と親族が登場。その後、新婦側の親族による挨拶(新郎新婦の足に水をかけて、額に祝福のティカを付ける)が延々と続きます。新婦側の親族は200名程度居たので、これで午前中があっという間に過ぎていきました。
午後も着々と宗教的な儀式が進んでいきます。司会者もおらず、最初は参列者としての立ち振る舞いがよく分からなかったのですが、聞いたところ参列者はお喋りをしたり、飲んだり食べたり自由に過ごして良いということだったで、時々儀式を見に行ったり友人とお喋りをしながら過ごしました。クライマックスでは、新婦が家族とお別れをする場面があり、目には大粒の涙が。日本の結婚式でも似たような場面がありますが、笑顔でお見送り、とはならず、新婦は涙を流したまま新郎に連れられて会場を去っていきました。私は新郎側の参列者だったので、その後新郎の自宅に移動し、自宅での儀式(新婦を家に受け入れる儀式)にも参列させて頂きました。その夜は立食パーティーがあり、新婦はようやく笑顔に。皆の祝福を受けて本当に幸せそうで美しかったです。
翌日の披露宴(新郎側主催)は屋外のパーティー会場で行われました。ゲストは700~800名は居たでしょうか。DJがBollywoodのダンスミュージックを大音量で流し、食べたり飲んだり踊ったり、皆さん思い思いに楽しんでいました。最後は新郎新婦やご両親も一緒にダンスに加わり、大盛り上がり。ちなみに、次の日に新婦側主催の披露宴が執り行われて、一連の行事はすべてお開きだそうです。

【社会企業家を訪ねる】
さて、結婚式の前日に時間があったので、とあるネパールの社会起業家にお会いしました。アショカ公式本『Rippling』(邦題:『静かなるイノベーション』)にも登場する、アショカ・フェローのリリー・タパさんです。リリーさんはWomen for Human Rightsという団体の創始者で、ネパールの未亡人のエンパワメントに20年に渡って取り組んでいらっしゃいます。ご自身が若くして未亡人になった事をきっかけに、この国の未亡人女性がいかに差別され社会から除外されているかを知り、立ち上がったリリーさん。各地で女性グループを形成しコミュニティレベルでエンパワメントをはかるボトムアップ活動(現在1,500グループが形成)だけでなく、政策提言を積極的に行い、女性の権利を改善する法改正を実現するなど、まさにチェンジ・メーカーです。現在の課題は、次のリーダーを育てることだそう。彼女のこれまでの経験、また今後を語る姿に、すっかり惹き込まれ、彼女の応援者になりました。

カトマンズでは、友人の幸せな門出をお祝いできて、また素晴らしい社会起業家にお会いすることが出来て、充実した滞在となりました。

【関連リンク】
WOMEN FOR HUMAN RIGHTS, single women group (WHR)
静かなるイノベーション ―私が世界の社会起業家たちに学んだこと』(英治出版)

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