パートナーズエッセー ARUNソーシャルビジネスコンペティションの報告と感想

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お待たせいたしました。今回のパートナーズエッセーはARUNパートナー毛利聡子さんから、ARUN LAB開催の今年で3回目となるビジネスコンペティションの報告です。

8月4~10日、プノンペンのCJCC(カンボジア日本人材開発センター)で第3回ソーシャルビジネスコンペティションが開催されました。ビジネスを通して社会問題の解決を図るための社会起業家を育成するという目的の下、今年は、カンボジアから7名、ミャンマー3名、日本10名、計20名の大学生が参加しました。20名の学生たちは、5つのチームに分かれ、それぞれフィールドに足を運び、専門家の意見を聞いてビジネス・プランを練っていきます。

今回、4つのチームが提案したビジネス・プランは、大気汚染対策用マスクの開発、貧しい(?)美大学生によるリサイクル活動、ゴミの分別を図るグリーンバック運動、女性の社会進出を支援するトレーニング機関の設立、学生のキャリア支援サイトの創設でした。学生たちの提示するプランを聞いて、また、プレゼンを見て、二つのことを感じました。一つは、カンボジアの抱える社会問題と日本の問題との近さです。大気汚染の問題は高度経済成長期の日本を思い起こしますが、女性の社会進出や大学生のキャリア支援などは、現代の日本の若者がまさに直面している問題でもあります。カンボジアというと日本の援助がたくさん入っている国ではありますが、むしろ、同じ問題を同じ目線で解決していくという視点が必要だと感じさせられました。

もう一つは、文化も考え方も異なる3か国の学生が1つのチームになって、意見を出し合うことの面白さです。私も大学で教えていますが、学生のチーム作りにはいつも苦戦しています。でも、意見の衝突や対立を乗り越えて、チームが一つになったときの醍醐味は、何にも変え難いものです。それを国境を越えて、しかも短期間で実践するのですから、参加した学生達にとってものすごい挑戦であったと思います。最終発表会しか見ていませんが、参加している学生だけでなく、サポートしているスタッフやボランティアの皆さんの協力あってこその達成感ですね。ARUNのビジコンの二つ目の目的、ネットワーク作りがまさに実践されていました。

このビジコンで生まれた社会起業家(の卵)が、これからどんどん大きく育っていくのがとても楽しみです。

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