今週は話題がないので、
ARUNと直接関係ないアジアと
日本企業の話をひとつ。
中国や東南アジアに進出する
日本企業のニュースで読んでいると
よく出てくるのが、1人当たりGDPの話である。
ユニ・チャームの創業者が
1人当たりGDPが1000ドルになると
生理用品が売れ始め
3000ドルになると紙おむつが売れ始める
という話を時々されるのは有名な話だ。
コンビニエンスストアも1人当たり
3000ドルが進出の目安といわれる。
というわけで外務省のウェブサイトで
1人当たりGDPを調べてみると
中国 3404ドル
ベトナム 1169ドル
カンボジア 912ドル
と
ベトナムとカンボジアは
そんなに離れていない数字が出ることにびっくりしてしまう。
これはあくまで平均ということであって
ベトナムは、都市と地方の格差が
かなり広がってきたということなのだろう。
ホーチミンなどの都市はもはや3000ドルレベルに
達していて
ファミリーマート、ミニストップなど
本格的な進出を始めたのだろう。
多分早く進出しすぎても効率が悪いはずで
まさに時代の半歩先を行けるかどうかで
勝負が決まりそうである。
中国だって沿岸部は3000のはずはなく
これだけ日本に観光客が来るように
なったことを考えると10000ドルを超えてるんだろうなあ。
1人当たりGDP40000ドルを超える
日本では、GDPと幸せがリンクしないんでは
ないかという意見が増えている気がするが、
そんな意見は、新興国の人たちからは
また違って見えるのでしょう。
1人当たりGDPの見え方
