ソーシャルインベストメント国際シンポジウム

International Symposium on Social Investment

〜CREATING OUR FUTURE
THROUGH SOCIAL INVESTMENT~

 

ARUNでは、カンボジアの社会的企業への投資活動を実践するとともに、社会的投資の普及啓発を目的とした勉強会、シンポジウムを日本およびカンボジアで開催してきました。

この間、世界的にもインパクト・インベストの発展や個人向けの社会的投資債券・ファンドの販売が進み、また投資先となりうる有望な社会起業家も先進国/途上国双方で台頭し、社会的投資はいまや世界的な潮流となりつつあります。こうした背景を踏まえ、ARUNでは、社会的投資を実践するオランダ、アメリカ、インドのソーシャル・ファンドの実務者、投資先の社会的起業家を招いた国際シンポジウムを東京で開催することとなりました。世界の社会的投資の最前線の潮流や、そのインパクト、また解決すべき課題とその解決方策について、参加者の皆様と楽しみながら感じ、考える場になったと自負しております。

シンポジウムは二日間に渡り、一日目は海外ゲストからの講演やパネルディスカッション、二日目は様々なテーマに分かれた分科会で構成されました。

 

※本イベントは国際交流基金の助成を受けて開催いたしました。

 

■日時: 2012年10月6日(土)、10月7日(日)
10月6日(土)13:00〜17:30(12:00受付開始)、18:00〜懇親会
10月7日(日)13:30〜18:00(13:00受付開始)
■会場: 日本財団ビル
■主催: 一般社団法人ARUN LAB(現NPO法人ARUN Seed)
■後援: (独)国際協力機構(JICA)、(独)日本貿易振興機構(JETRO)
■協力: Asian Venture Philanthropy Network、CSR Asia、日本財団
■参加費: −2日間通し 一般 6,000円/学生・ARUNパートナー・ARUNLAB会員 3,000円(1日目懇親会費含む)
−1日目のみ 一般 4,000円/学生・ARUNパートナー・ARUNLAB会員 2,000円(懇親会費含む)
−2日目のみ 一般 3,000円/学生・ARUNパートナー・ARUNLAB会員 1,500円

 

■参加ソーシャル・ファンドの紹介(2012年当時の説明文より)
ARUN合同会社(ARUN LLC、日本)
2009年発足。日本の個人・企業からの出資金を原資とし、
途上国の社会起業家に対する投資やハンズオン支援を行う。現在はカンボジアを対象としており、
4つの社会的企業(農業、ファッション、IT、観光分野)に投資している。
またJICAと連携し、途上国の社会的企業のバリューアップや社会的投資の可能性に関する調査も実施している。
オイコクレジット(oikocredit、オランダ)
オランダに本部を置く「開発協力のための協同組合」で、
1974年に世界キリスト教協議会の余剰資金を社会的に有意義に活用するために発足。
途上国の協同組合やマイクロファイナンス組織、フェアトレード組織などに対して、
資金融資や投資を行っている。
アキュメン・ファンド(Acumen Fund、米国)
2001年、ロックフェラー財団、シスコシステムズ財団、そして3人の慈善事業家からの投資によって創設。
ビジネスの手法を用いて世界の貧困問題の解決する非営利のグローバル・ベンチャー・ファンド。
途上国において低所得者層の基礎的ニーズに応える事業(医療、住宅、水、エネルギー、農業等)
に投資している。
アビシュカル(Aavishkaar、インド)
2002年に設立された、インドの農村部及び半都市部の開発を推進するベンチャーファンド。
当該地域の収入向上や商品・サービスの提供に役立つと考えられる中小企業を支援し、
その成長と社会的インパクトの拡大を目指している。

 

■海外からの登壇者紹介
 ARUN合同会社 カンボジア事務所マネージャー LEM Chansamrach
 オイコクレジット マネージング・ディレクター Ben Simmes氏
 アキュメン・ファンド ビジネス・マネージャー Molly Alexander氏
 アビシュカル マネージング・ディレクター   Vineet Rai氏

 

 

■プログラム概要:

1日目:10月6日(土) シンポジウム (同時通訳あり)

12:00 開場
13:00 開会のご挨拶 ARUN合同会社 代表 功能聡子

13:15 基調講演 「ソーシャル・インベストメントの原理と実践」 オイコクレジット(オランダ)マネージング・ディレクター Ben Simmes氏
#1974年の発足以来、社会的投資の最前線で活動してきたオイコクレジット。
経験に裏打ちされたその原理と実践の在り方についてお話しいただきました。

13:45 事例紹介「世界のソーシャル・インベストメント最前線」 コーディネーター:ARUN合同会社パートナー 西岡佐知子

パネリスト:
ARUN合同会社(日) カンボジア事務所マネージャー LEM Chansamrach

アキュメン・ファンド(米) ビジネス・マネージャー  Molly Alexander氏

アビシュカル(印)    マネージング・ディレクター Vineet Rai氏
#それぞれのソーシャルファンドの歴史、投資活動、これまで達成した成果をご紹介。

15:00 休憩
15:15 プレゼンテーション「起業家から見た社会的投資のインパクト」

Dr. Yang Saing Koma, CEDAC

Mr. Chea Chan Theborras, Mr. Yi Sokthearith, Frangipani Villa Co. Ltd.

16:15パネルディスカッション「社会的投資のインパクトをどう高めていくか〜世界の取り組み、そして日本での実践へ〜」 (コーディネーター)ARUN合同会社パートナー佐藤寛

(パネリスト)Ben Simmes氏, Molly Alexander氏, Vineet Rai氏, 功能聡子

#社会的投資がそのインパクトを最大限に発揮するにはどのようにすればよいか。各ファンドの多様な実践を踏まえ、これからのあり方を議論。

17:30閉会のご挨拶
および2日目のご案内
ARUN合同会社ディレクター 土谷和之
18:00 懇親会
20:00 懇親会終了

 

2日目:10月7日(日) 分科会セッション

13:00 開場
13:30 分科会開会のご挨拶
13:45 分科会(パート1)
A-1 「社会的投資の革新的プロセスとその挑戦」
津崎宏行(ARUN合同会社ディレクター)、Ben Simmes氏、Molly Alexander氏、Vineet Rai氏
#社会的投資は、従来のファイナンスでは届くことのできない新しい金融のフロンティアを創り上げることができるかもしれません。本分科会ではそのための新しい方策について海外のソーシャル・ファンドを交えて議論しました。
 B-1 「途上国のソーシャル・ビジネス・プランニング」
武田健吾(ARUN LABメンバー)、カンボジアの社会起業家等
#ARUN LABではカンボジアで日本人学生・カンボジア人学生双方が参加するソーシャル・ビジネスプラン・コンテストを開催しています。本分科会ではその成果を共有するとともに、現地の起業家を交えて途上国でのビジネスプランのあり方について議論しました。

Mr. Kengo Takeda

15:15 カフェ・サロン
16:00 分科会(パート2)
A-2 「社会的投資のインパクトをどう計測するか」
岩田まり(ARUN合同会社パートナー)、佐藤寛、Ben Simmes氏、Molly Alexander氏
#ソーシャル・ファンドにとって、そのインパクトをどう計測し、報告するかは大きな課題です。海外のソーシャル・ファンドやARUNの実践例をベースに、より良い計測手法やレポーティングのあり方について議論しました。

Ms. Molly Alexander, Acumen Fund

Mr. Ben Simmes, Oikocredit

Ms. Mari Iwata, ARUN

B-2 「社会的投資における公共セクターや財団の役割」
土谷和之、西岡佐知子、Vineet Rai氏、国際協力機関や財団関係者等
#社会的投資は個人や企業の出資だけではなく、国際協力機関や民間財団の資金を活用することにより、その規模を拡大できる可能性があります。また海外のソーシャル・ファンドには公共セクターの資金を活用している事例も多くあります。本分科会ではこうした多様な資金・リソースをどう社会的投資に活用するべきか、議論しました。

Mr. Vineet Rai, Aavishkaar

17:30 クロージング・セッション

ARUN 合同会社代表 功能聡子
ARUN合同会社パートナー 北城恪太郎(日本IBM株式会社 相談役)

18:00 閉会